DBAって今後どうなの?将来性や年収・案件・仕事内容・必要なスキルを解説
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データベースの構築や運用のスペシャリストとして活躍するDBA。稼働するデータベースが最大限のパフォーマンスを発揮するために、無くてはならない存在です。DBAとはData Base Administratorの略で、一般的にはデータベース管理者と呼ばれることもあります。リレーショナルデータベース大手のOracle社の製品を用いることが多いことから、Oracle DBAという名称も普及しています。 そこで今回は、データベースのスペシャリストとして活躍するOracle DBAという仕事の将来性や年収、仕事内容などをご説明いたします。
Oracle DBAの仕事内容とは?
Oracle DBAの仕事は、データベースの設定や設計がメインの業務となります。小規模なデータベースであればプログラマーなどが対応することもありますが、大規模かつ複雑なリレーショナルデータベースの構築の場合は、Oracle DBAの専門知識を持った人材が必要とされます。顧客となるのは、主に証券や銀行などの金融系やネット通販などの大手企業が多く、情報漏えい対策などのセキュリティにも留意した作業を必要とするケースが大半です。
ソフトウェアのインストール・設定
Oracleソフトウェアのインストールとデータベース作成を行います。Database Configuration AssistantやDatabase Upgrade AssistantなどのGUIもインストール対象となる場合が多く、Oracle製品に対する幅広い知識が必要となります。
データベース作成と領域管理
Database Configuration Assistant(DBCA)などを使用して、新規にデータベースを作成します。Database Configuration Assistant(DBCA)で既存データベースをテンプレート化し、そのシード・データベースを使用し、新たにデータベースを作成するといった対応を行うこともあります。
ユーザーの管理やセキュリティ管理
Oracle Enterprise Manager Database Controlで管理者ユーザーの設定や、新規ユーザーの作成をします。ユーザー名やプロファイルだけでなく、デフォルト表領域の設定なども必要です。またロール単位での権限管理を行い、セキュリティを担保することもあります。
障害対応とパフォーマンスチューニング
万が一に備えたデータベースのバックアップや管理を行うこと。、データベースの一部が破損した場合には、データベース全体をバックアップから復元します。また、 データが膨大となりデータベースの処理が重くなった場合や、データベースへのアクセスが集中して処理落ちした場合は、データベースサーバーにかかる負荷を分散させたり、データベースサーバーを増設したりします。
Oracle DBAとして働くには、
データベースエンジニアとしての実力を証明するOracle MASTER資格の取得が必須です。主にデータベースの管理、運用、保守や、SQLに関しての問題が出題され、現在『Bronze』、『Silver』、『Gold』、『Platinum』の4つの難易度があります。DBAとして働くためには『Silver』の資格を保持していることが望ましいと言われています。
DBAの仕事に必要なスキル
DBAとして活躍するためには、いくつかの”必須スキル”があります。以前と比べてOracle Databaseの扱いが簡単になったとはいえ、やはりデータベース系のスキルが無ければ十分にその能力を発揮することはできません。以下必要なスキルをいくつかピックアップします。
SQL
データベース検索やデータ更新、パフォーマンスチューニングなどの場面においてSQLの知識が必要となります。知識だけでなく、基本的なSQL構文を記述できるようなレベルまでスキルを高めておく必要があるでしょう。
ITインフラとアプリケーション
本来、DBAという職種は、開発と運用の間に位置し拡張性や将来性のある提案を行うべき立場にいます。開発は開発だけ、運用は運用だけを業務範囲としていると、システム構築の方向性がどちらかに偏ってしまうのです。DBAは大局的か観点からDB構築を推進する立場であるため、ITインフラとアプリケーションの両方のスキルを身につけジャッジを下す必要があるのです。
Oracle DBAの将来性
Oracle DBAの需要は、やや減少気味であるのが近年の傾向です。というのも、インフラエンジニアやアプリケーション開発エンジニアがデータベースを構築するケースが増えているというのが理由の一つです。とはいえ、大手企業や大規模案件などではまだまだOracle DBAの需要は高く、案件数・求人数ともに多くあります。 今後、Oracle DBA が仕事の幅を広げていくためには、LAMP環境の設計構築やPerl、Pythonといった言語スキルを習得し、サーバーエンジニアやネットワークエンジニアとしても活動できるようになることが求められています。
Oracle DBAの平均年収はどのくらい?
企業に勤めるOracle DBAの年収は、比較的高いのが特徴です。データベースエンジニアの平均年収は451万円と、全職種平均の418万円を大きく上回っています。 また、Oracle MASTER資格の種別によって収入が大きく増減するのもOracle DBAの特徴です。『Platinum』資格保持者は数が少なく、大手企業からのオファーもひっきりなしに届くため収入は高くなる傾向にあります。 (出展:平均年収ランキング2017(153職種の平均年収/生涯賃金) |転職ならDODA(デューダ))
どのような案件があるのか
フリーランスのOracle DBAエンジニアとして働く場合、どのような案件があるのかを見ていきましょう。フリーランスエンジニア向けの案件情報サイト検索【SEプランナー】では、以下のような案件が紹介されています。
①【Oracle】大手金融系システムバージョンアップ対応
月80万円というかなり高額の報酬の案件です。大手金融機関におけるシステムバージョンアップ対応業務で、Oracle Databaseの設計および/構築経験が必須です。
②【Oracle】市場調査システム インフラ保守
WindowsServerやHyper-Vの経験を必須とし、Oracle経験を尚可とするインフラ保守業務案件です。Oracle Databaseを利用しており、ビッグデータに興味があるフリーランスエンジニアならばその能力を発揮することができるでしょう。報酬は月70万円と高額です。
③【C#.NET】レジャーサービス基幹システム開発
Oracle DatabaseとSQL Serverを使用した基幹システムの開発業務案件です。長期契約を前提としており、安定的に働くことができます。また、報酬は月80万円と高額です。
このようにフリーランスのOracle DBA案件は、高めの報酬が魅力的です。資格取得を目指しながら実務でスキルを積み、周辺知識も身につけた上でフリーランスエンジニアとして独立する方も多いです。
おわりに
「Oracle DBAとして活躍したい」「もっと良い条件の案件で働きたい」など、フリーランスのOracle DBAとして働くことを考えている場合、フリーランス向けの案件情報サイトを活用することをオススメします。案件紹介などのサービスは、全て無料で受けることが可能です。他にもフリーランスで働いていく上で、非常に便利なサービスが充実しています。 ご希望に沿った案件や条件で仕事をしたいとお考えの方は、ぜひ一度SEプランナにご相談ください。